ヨハネの福音書 14章15節
戒めを守るとは、従順でありなさいと云うことです。イエス様が”愛”と”従順”を繋ぎます。私と同じように愛しなさいと、イエス様は言われました。けれどこの二つを結ぶことは、人には難しいことです。特に従順という言葉は、その言葉を使う相手や状況によっては、大きな反発すら招くでしょう。しかしイエス様が言われる従順は、とても美しいものです。神様と信頼関係にある時、信頼が従順へ、従順が従う喜びへと変わるからです。
イエス様は「わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたの喜びが満たされるためです(同15章11節)」と仰られました。この喜びは、神様「から」の愛に基づいています。一瞬だけではない、永遠に続く喜びになるように。
そして大事なポイントは、私たちが選べるということです。「神様に従うのか。それとも従わないのか。」
士師記7章で、古代イスラエルの指揮官ギデオンは、押し寄せる敵軍(十七万五千人!)を僅か三百人で撃退しました。しかしこの三百人はギデオンが望んだ数ではなく、神様の言葉に従った末の人数です。人の手では決して出来ないことが、神様ならば出来る。呆れ、戸惑い、躊躇したであろうギデオンは、しかし神様の言葉(命令)に逆らうことだけはしませんでした。神様に、従順に従うことを選んだのです。ギデオンの決断は、私たちの人生にも当てはまります。神様「が」用いてくださる、それを私たちは知らされています。あなたには、神様に従うかどうか、決めなければならないことがありますか?神様は仰られています。「私を愛するなら、私に従いなさい」と。