ヨハネ 13章34節

この言葉は、レオナルド・ダビンチ等、多くの画家により描かれた「最後の晩餐」の場面でのイエスのことばである。イエスは直前に、愛された弟子であるイスカリオテのユダによる裏切りを、はっきりと知られました。そして、御自身が十字架につけられる時が来たこともです。人類の罪を背負い、私たちの身代わりの為に、十字架にて死ぬことが分かったその時、イエスは「今こそ人の子は栄光を受けました」と言われました。つまりこれが愛する弟子たちとの惜別の晩餐となったのです。イエスは、まったく知らない他人の為に、ご自分のいのちをささげられました。さらに、彼を十字架につけて殺そうとする者たちの為にもです。なぜこのようなことができるのか。私たちはまず自分自身のことを真っ先に考えますから、イエスがなぜこのようなことをできるのか理解することは本当に難しいです。しかし、これこそがイエスが言う真の「愛」なのです。この愛によって互いに愛し合いなさいとイエスは弟子たちに命じられました。この愛によって互いを愛する時、世界はまったく変えられるに違いありません。