(新約聖書)コリント人への手紙第1 12篇3節
イエス・キリストが地上に来られてから、2000年以上が経ちます。そして、今に至るまで、何億いや何十億以上の人々がイエス・キリストを私の救い主として信じました。しかし誰も、自分の力や知恵や悟りで、信仰を自分のものとした人はいません。彼を信じた1人目から、現在のクリスチャンまで、全て聖霊によって、イエス・キリストが救い主だと信じるようになりました。この聖霊とは何か?聖霊は、神ご自身です。
聖書の神は、①父なる神、②子なる神イエス・キリスト、③聖霊の3つの神が存在すると言います。しかし、ここがキリスト教のミステリーなのですが、この3つの神は同時に一つの存在なのです。これを英語で「Trinity(トリニティー)」、日本語で「三位一体(さんいいたったい)」と表現します。
ですから、聖霊は神です。この神であられる聖霊が人間に働かれると、遠い国の存在だったイエス・キリストが、身近な存在となられ、そして、私の救い主だと知ることが出来るのです。不思議です。それだけではなく、神である聖霊は、イエス・キリストを信じた全ての人の内に、住んで下さるのです。ですから、聖書の他の箇所では、全てのクリスチャンは、神が住んでおられる神殿なんだと語っているのです(新約聖書コリント人への手紙3章16節を参照して下さい)。驚くべきことです。